2011年06月27日

ハンス・コパー展

静岡市美術館にて開催されていました、
「ハンス・コパー展」を観に行きましたとさ。

ハンス・コパーは陶芸家。同じく陶芸家のルーシー・リーの弟子だそうです。時代は青騎士の頃と重なってくるようだ。
ハンス・コパーの作品は色がない。アイボリー、焦げ茶、チャコールグレー。形状は整った左右対称が多く、アール・デコの雰囲気を持っている。カチッとしていてかっこいい。

繰り返し登場する「キグラデス・フォーム」や「スペード・フォーム」と題された作品の形状が、人間の胸部に見えた。抽象彫刻的で、ちょっと不気味なところもまた魅力なんだろう。「頭部」と題された数点のオブジェめいた作品は、キュビズム絵画を立体にしたような形で、偶像的な雰囲気がちょっと神々しくもあった。(パネルに表記があったナウム・ガボという作家で検索したら似たような造形が出てきたのでむしろロシア・アヴァンギャルドというジャンルに入るようです)

後半、ルーシー・リーの作品もいくつか展示されていた。彼女の作品には奇麗色が使われていて形もどこか丸みがあるので、コパーとの対比がまたはっとさせられる。コパーの作品の無機質さも、リーの作品の瑞々しさも、どちらも引き立てあっているように思った。
師弟でありながら芸術家として対等な関係にあったというから、お互いに違うテイストを持ちながら、高め合って制作に励んでいたのだろうな、と思った。
posted by アンゴ at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・デザイン | 更新情報をチェックする
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